早稲田大学 理工学術院総合研究所 Research Institute for Science and Engineering

【開催報告】2017年11月1日 理工総研第3種行事「健康と快適な睡眠のための寝床環境」(田辺 新一教授)

イベント

睡眠は人生における約1/3もの時間が費やされており、睡眠障害が社会的問題になっている。良質な睡眠を得ることは非常に重要である。本セミナーでは、国内外の研究者が集い議論を深めた。建築分野のみだけではなく、医学、繊維、機械など様々な分野の研究者が参加した。セミナーは英語で行われた。主催者を代表して豊橋技術科学大学・松本博名誉教授から開会の挨拶があり、デンマーク工科大学アーセン・メリコフ教授から本プロジェクトに関しての概要説明があった。デンマーク睡眠医学研究ヨルゲン・ヤヌム教授から医学的な基礎知識、最新の睡眠に関する研究事例が紹介された。早稲田大学の田辺から夏季の実際の寝室における睡眠研究に関しての紹介が行われた。豊橋技術科学大学の都築和代教授から避難所の睡眠環境に関する報告があり、非常に劣悪な環境で避難者の睡眠に問題があることが指摘された。慶応義塾大学伊香賀俊治教授から寒い住宅での睡眠に関する報告があった。木質空間が睡眠に良い影響を与えることが示された。大妻女子大学の水谷千代美教授からは機能性繊維の影響に関する報告があった。信州大学の片山杏子博士から寝室の衣服に組み込まれた光ファイバーにより生体をモニターする技術に関する報告があった。前述したメリコフ教授から病室において睡眠を改善する新システムの開発に関して報告があった。その後、議論が広範囲に行われ有意義なセミナーとなった。

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