早稲田大学 理工学術院総合研究所 Research Institute for Science and Engineering

【開催報告】2018年7月4日 理工総研第2種行事「第17回1ビット研究会」(及川 靖広教授)

イベント

及川靖広教授(研究会委員長)の挨拶の後、5件のテーマ発表があった。まず、及川靖広教授(早稲田大学)による1ビット技術の基本について講演がなされた。離散システムの伝達関数、量子化特性、ディザの役割、ΔΣ変調などの解説があった。その後、標本化の高速化によって可聴帯域のダイナミックレンジが広がること、それが聴感的にも重要であることが説明された。次に、関根聡氏(ヤマハ株式会社)よりヤマハが開発している音のバーチャルリアリティーを実現する最新の立体音響の総合技術「ViReal(バイリアル)」について、森拓也氏(インターフェイス株式会社)より Bulk 転送方式を用いる新しいUSBオーディオ伝送方式「Bulk Pet」の提案について解説がなされた。休憩時間には発表者と参加者の交流を目的として、技術・製品紹介や試聴デモを実施した。
後半は2件の発表があった。まず、照井和彦 (一般社団法人日本オーディオ協会事務局長)からソニー・ミュージックスタジオで1ビット収録された井筒香奈江ニューアルバム ”Laidback2018”から厳選プレスした30cm 45RPM盤(オーディオ協会限定発売)の制作報告と再生試聴が行われ、続いて谷川理佐子, 石川憲治, 矢田部浩平, 及川靖広 (早稲田大学)から偏光高速度干渉計を用いた音場計測、可視化について発表がなされた。
参加者からも活発な質問があり、幅広い内容が議論された研究会であった。

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