早稲田大学 理工学術院総合研究所 Research Institute for Science and Engineering

【開催報告】2018年12月18日 理工総研第3種行事「ZEB時代に向けた建築と人の適応」(田邉 新一教授)

イベント

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次報告書が公表された。そこでは気候システムの温暖化は疑う余地がなく、建築物の影響が大きいことが指摘されている。省エネルギーなどの温室効果ガスの排出を抑制する緩和対策だけでなく、将来の気候変動に備えた適応対策も重要である。建築に関するライフスタイルや行動を含めた環境適応について明らかにすることを目的としてシンポジウムが開催された。環境対策によるデザイン・ヒント〜OMA 時代とエネマネハウス2015〜が小林恵吾(早稲田大学)、環境シミュレーションが導く新しい有機的なデザインが末光弘和(SUEP)、環境適応と媒介項が中川純(レビ設計室)によって発表された。設備の視点から、暑熱屋外での涼感提供を目的としたゼロエネルギー・クールツリーの開発が宮坂裕美子(日建設計)、建築設備一体化技術の環境シミュレーションが白石靖幸(北九州市立大学)、環境設計・運用におけるAI 利用の可能性が大岡龍三(東京大学)によって発表が行われた。人の行動と心理生理からみた環境適応が長澤夏子(お茶の水女子大学)、人の環境適応を考慮した温熱環境計画が中野淳太(東海大学)、ZEH SHIFT - 形態分析とストック改修の可能性が秋元孝之(芝浦工業大学)、建築・設備・人の連成を考慮した熱環境予測・評価が尾崎明仁(九州大学)、何故、住宅・建築の脱炭素化が必要なのかが田辺新一(早稲田大学)によって発表された。その後、総合討論が行われた。

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