早稲田大学 理工学術院総合研究所 Research Institute for Science and Engineering

次世代ニューロ・リハビリテーション技術に関する研究開発

次世代ニューロ・リハビリテーション技術に関する研究開発
Development of next generation neuro-rehabilitation robotics technology

  • 研究番号:18P03
  • 研究部門:テクノロジー系
  • Research Section:Technological Research Section
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2018/04/01~2021/03/31

代表研究者

代表研究者

岩田 浩康 教授
IWATA Hiroyasu Professor

基幹理工学部 総合機械工学科

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年次報告

研究概要

脳卒中後のリハビリテーション(以下,リハビリ)として,神経科学の可塑性理論に基づくニューロ・リハビリが注目を集めている.この手法はいわゆる伝統的運動療法とは異なり,脳の可塑性および学習原理を動物実験やイメージング技術による臨床試験から理論的に解明をすることで,その機能回復を科学的手法にて促進させようとするものである.現在,欧米・日本を中心としてロボット技術でリハビリを推進する潮流があり,本邦ではHALを代表例とする外骨格運動支援装置が普及しつつある.こうした貢献はありながらも,このタイプの技術は,脳の可塑性そのものの議論不足が課題となっており,脳科学研究との融合を重点的に取り組む方策が採られなかったこと等が,問題点として指摘できる.

これまで申請者らは,可塑性/運動学習理論等のコアとなるニューロ・リハビリの原理に加えて,ステージ理論(病期ごとの神経修復メカニズムを考慮したリハビリ)に基づいた支援技術を開発してきた.特に急性期には,動くことが不可能な患者の中枢神経系に随意性を誘発する仮想現実(VR)システム,健側をマスタースレーブとした両足随意性拡張デバイス,さらに回復期には,感覚麻痺を人工的に補完することで運動学習を促進する知覚支援装置/好適な運動補助を実現する人工筋肉型運動補助装置を開発してきた.一連の取り組みでは,単に外部アクチュエータで運動補助することではなく,脳神経ネットワークの再建を企図としたニューロ・ロボティクス技術の案出に努めてきた.本プロジェクトでは,ニューロ・ロボティクス研究を総合的かつ計画的に推進することで,我が国の当該研究分野をリードし,シーズ技術の更なるエビデンス構築と実用化を目指す

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